2017年10月17日火曜日

大事に大事に10・15「肝に銘じて」「クリスマスページェント」は礼拝堂で

園長 金子 智

10月28日(土)に行う「作品展」に向けて、子どもたちと職員と準備を進めています。みなさんでお越しください。お待ちしています。


 先日、胎内市保育士研修会に参加しました。講師は新潟信愛病院の稲月まどか医師でした。医師の立場から、子どもの発達を語ってくれました。

 「スマホを操作しながらおっぱいをやっていると、赤ちゃんがお母さんを見た時に、お母さんが自分を見ていない体験をします。授乳が単なる栄養補給でしかありません。これでは情緒は育ちません。言葉かけが少なくなり、乳幼児の言葉の獲得も遅くなります。・・・。だからといってスマホは使用しないということは現実的ではありません。大事なことはスマホを使用することによりもたらされるマイナスを正しく理解し、対策をしっかりと持ち実行することだと思います。」
 医療現場で出会うたくさんの事例を示しての説得力ある主張でした。
 
 私は、コンピュータで文章を書くようになりめっきり漢字が書けなくなりました。読めるけれども書けなくなりました。辞書を引くにも時間がかかるようになりました。

 車のナビは便利です。迷うことなく目的地に着けます。しかし、地図を使う能力は下がりました。「あの山の方角に向かえばいいのだ」という直感も鈍感になりました。

 便利な道具は人間の能力を奪うことを肝に銘じて、「便利な道具のあふれる今日だからこそ、考えをしっかり持ち、方策をはっきりさせて、保育教育に当たらなければ」の意を強めた研修会でした。


10月5日五十公野公園に遠足に行きました!









         クリスマスページェントは礼拝堂で


 保護者の方からお手紙をいただきました。

「・・・。私が通った30年以上前の聖心幼稚園の玄関は礼拝堂でした。『おはよう』も『さようなら』も礼拝堂でした。特に礼拝堂で行われた『イエス様の誕生劇』の思いでは30年以上たった現在でも鮮明です。聖心幼稚園は我が母園だと帰属意識も変わりません。私の他にも卒園生の親御さんはたくさんいらっしゃいます。また、自分は卒園生ではないけれども子どもが卒園生という方も数多くいらっしゃいます。ついつい礼拝堂で行った劇や、礼拝堂で遊んだことが話題になります。
 園長先生、何とかして聖心こども園の行事であるクリスマス会でのイエス様の誕生劇を礼拝堂で開催していただけないでしょうか。礼拝堂での開催を熱望いたします。」と。

 クリスマスページェントはイエス様の誕生劇を演じそれを観るというスタイルの礼拝です。イエス様の誕生を記念する特別な礼拝です。私も礼拝堂でさせてやりたいと思っています。礼拝堂の十字架の下で演じさせてやりたいと思っています。

 そうなれば練習も礼拝堂で行う必要があります。 
園舎と礼拝堂を渡り廊下でつなげ、自由に行き来できるようにしようと、その準備を進めています。

 今年のクリスマスページェントは礼拝堂で、みんなで一緒に集い行いたいと願っています。心豊かに祝したいと願っています。



 金木犀の清しい香りがただよっています。









2017年10月4日水曜日

大事に大事に10/1「頼りにされ」「認められ」て子どもは育つ 」

園長 金子 智

一年のちょうど半分が終わりました。この半年でどの子も本当に成長しました。私たち職員一同、ますます力を尽くします。


9月14日、「おじいちゃん、おばあちゃんとふれあう会」を行いました。大勢の方がお越しくださり、本当にありがとうございました。



 子どもたちも、おじいちゃんおばあちゃんも、みんな笑顔でした。園に笑顔があふれていました。
「○〇の母方のババちゃんで~す。」
「同じく父方のバ~バで~す。」
「○○の、ひ~、バ~バで~す。」
 その都度その都度拍手する子どもたちの嬉しそうな顔ったらありませんでした。

 おじいちゃん、おばあちゃんと子どもたちの近さを感じました。子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃんとお友達のようにしていましたし、おじいちゃん、おばあちゃんは子どもたちに呼吸を合わせていました。おじいちゃん、おばあちゃんと過ごす子どもたちはいつもよりしっとり落ち着いていました。



「お友達と仲良くするんだよ。」
「先生の言うことをよく聞くんだよ。」
「ありがとうって言うんだよ。」
子どもたちに物事を説いて聞かせる適任者です。
 孫あやしの上手なこと上手なこと。ちっとも力みがなくて、子どもたちにぴったり合っていて、どの子もご機嫌でした。
 つくづくおじいちゃん、おばあちゃんの存在の大きさを思いました。


 運動会を間近にひかえた日のことです。
 「ひかり」クラスの子どもたちが「かぜ」クラスの運動会種目の手伝いをしていました。網くぐりの網を張り、マットの位置を整えていました。お手伝いが嬉しくてならないのです。きびきび、生き生きしていました。先生の、
「ひかりさん、本当にありがとう。助かったよ。」
に、年長さんとして「お兄さんお姉さん意識」を
高め満足げに微笑む子どもたちでした。


 運動会の練習が終わり後片付けが始まると、「ひかり」クラスの子どもたちは、自分のやれることを探していました。グリーンのマットを見つけた子が、「よし、このマットはぼくが運ぶぞ」と言わんばかりに勇んでマットに駆け寄り、マットを引っ張って、階段下のマット置き場に向かいました。
 マット置き場には、前に運ばれたブルーのマットが無造作に入っています。先ずそれを引き出して、二つ折りに畳み直して収め、それから自分が運んできたマットをその上に重ねました。その動作に感心して見とれました。

 「かぜ」クラスの運動会種目練習のお手伝いが、この姿をもたらしたのだと思います。お手伝いを頼まれることは「頼りにされる」ことです。「認められる」ことです。お手伝いをして自尊心を高めたのだと思います。
 あと半年で小学1年生、そんな自覚も芽生え「ひかり」クラスさんは、また一つ大人になりました。

清澄な秋風に ススキがゆれています。