子ども達と私たち職員とすっかり仲良しになりました。近くなった快さを味わっているのは子ども達も私たち職員も同じです。
今年卒園した子ども達に「『お話し聴いて。』と言われたら『いいよ。』と返事して、一生懸命お話しを聴くことが大事なんだよ。」と説いて聞かせてきました。子どもたちはそうできるようになりました。他のクラスの子ども達も真似してきました。
「お話し聴いて。」
と子ども達に語りかけました。すると子ども達が、
「いいよ。」
と応答して職員の話しを待ちました。
一呼吸おいて職員が、
「今日は はるきちゃんのお誕生日です。みんなでハッピーバースデーの歌を歌ってあげましょうよ。ね、みんな。」
と提案しました。子ども達は、
「いいよ。」
「いいよ。」
と応え、職員の、
「せ~の。」
の音頭で、
♪ハッピーバースデー・・・・・ハッピーバースデーツーユー♪
と歌いました。歌ってもらった はるきちゃんも、歌った子ども達も、みんな嬉しかったと思います。。
職員が、
「お話し聴いて。」
と呼びかけ、子ども達が、
「いいよ。」
と応答し、それから職員の言葉を待ち、職員の話しに耳を傾け聴いているその時に、互いにつながっている感じを味わったのだと思います。互いにつながっている快さが、「お友だちに誕生日の歌を歌ってあげよう。お友だちも嬉しいし自分も嬉しいから。」という思いをもたらしたのだと思います。応答の快さがそうしたのだと思います。
少し見にくいグラフですが以下のグラフは誕生直後の子と母の応答のありようを記録したものです。このとき赤ちゃんの情動を司る脳は機能しています。赤ちゃんはお母さんとの応答関係で「安心」しているのです。応答関係が安心をもたらすことは日常の体験からも十分にうなずけることです。
木々の緑が日に日に濃くなっていきます。