大好きになって 真似る子どもたち 園長 金子智
9月30日(土)の運動会に向けての練習が始まりました。子どもたち、とっても張り切っています。どうぞ応援に来てください。
9月5日は祭り日和でした。みんなで町へ出かけお祭りを楽しんできました。
園に戻った子どもたちは早速マットと積み木で山車をつくりました。マットの持ち手に綱を結んで、マットの上に積み木で屋台をつくって、そこに団扇をもった踊り子の女の子が2人並んで腰かけて、笛の音頭に合わせて「わっしょい、ピッピ、わっしょい、ピッピ」声を合わせて綱をひいてホールの中を歩きました。山車がとまると、交通誘導係の子どもが周囲の安全を確認します。大丈夫の合図に踊り子が踊り始めます。隅から隅まで本当によく見てきたものだと感心しました。
------------------
お祭りも終わりました。道路についた山車の轍の跡を見ると子どもが真似た「山車遊び」のことを思い出します。子どもたちは心動かされたもの、「いいなぁ」と思ったものになりたくて、真似るのだとつくづく思います。
今、お家の皆さんと私たち職員と大事に大事に子どもたちを育んでいます。子どもたちは大事にされていることを肌で感じていますから、私たち大人を大好きです。大好きだから子どもたちはお家の人のようになりたいのです。担任のようになりたいのです。なりたくて真似るから似てくるのです。ますます大好きになって真似てもらえるに値する私たちになれるよう、心がけましょう。
子どもと先生の「ごっこ遊び」です。二人は並んで座っています。
「これから お家に行きたいんだけど、運転してくれる人がいないの。こまったなぁ。」
「いるよ。いるよ。」
「わぁ、ここにいたぁ。じゃあ 連れてって。
わ~、右に曲がった。わぁ、左に曲がった。」
到着すると子どもは自分の安全ベルトを外しました。するとすかさず、先生、
「あれ~、私のベルト 外れない、どうしよう。」
「はい、ベルト、カチャ。」
先生のベルトを外してあげました。
「外してくれて、ありがとう。」
一緒に「物語の世界」を楽しんでいました。
ホールでは子どもたちと先生と「氷り鬼」に興じていました。子どもたちはいつも全力です。先生も負けてはいません。「きゃ~っ」結構本気になって逃げます。つかまると気を付けの姿をして、氷の柱になって、「助けて~っ。」と叫びます。
ほどなくして、遊びはかくれんぼに変わりました。子どもたちはあちこち覗き込むようにして探しますが隠れた先生を見つけることができません。
「せんせ~、ヒントちょうだ~い。」
にも無反応です。先生本気になって隠れています。
子どもたちと先生と、年の離れた仲良しさんです。大好きになってもらえるのも道理です。
秋の夜長 虫のすだく音が賑やかです。