8月28日、2学期の始園式を行いました。保護者の皆様と私たちと、みんなで力を合わせ 充実の2学期にしましょう。
ホールで「かぜ」クラスの子どもたちが運動遊びを楽しんでいました。平均台を渡り、渡り終えたらその先の跳び箱に飛び乗り、そこからジャンプしてマットに着地して、一回転する運動遊びです。流れるような一連の「演技」です。面白くて仕方がないのです。たくさんやりたくてやりたくてならないのです。早くまた自分の番にならないかと、横一列にステージに腰かけて順番を待っているのでした。運動量の多さと本気さで髪の毛が汗で濡れていました。
(ひよこクラス(1歳児)が、お部屋で運動遊びを楽しむ様子です。)
「そら」クラスのお部屋に行くとちょうど子どもたちがおやつの牛乳を飲んでいるところでした。
先生が穏やかに語りかけます。
「牛乳、おいしいね。みなさんたくさん飲んでね。そうそう、椅子には深く腰掛けるんだったよね。みんなコップは両手で持って、偉いなぁ。」
どの子も椅子に深く腰掛け、両手でコップを持って飲んでいました。みんなにこやかで、仕事合間のティータイムを楽しむ紳士淑女のようでした。
髪の毛が汗で濡れるほどに体を動かすことのできる快活な子どもたちです。同時に、にこやかにティータイムを静かに楽しめる小さな紳士淑女の子どもたちです。子どもたちは本当によく育っています。大事に慈しんで「ますますよい子に育てねば」こんな思いを強くしたのです。
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同僚に話しかける職員の声が聞こえてきました。
「今ちょっとお話してもいい?・・・・なんだけど、連絡帳にどういうふうに書いたらお家の方によく伝わるかなぁ。」
受け持ちの子どものことです。園の様子を少しでもお家の方の心に届くように、伝えたいのです。
「そうだね。私ならどう書くかなぁ。(しばらく間をおいて)ねぇ、こう書いたらどうだろうね。・・・・・。」
控えめに、しかし明るい声でアドバイスしていました。
「なるほど、そうか、そうか。そうだね。うん、そう書いてみる。ありがとう。」
十分に納得した希望のある返事でした。
「お家の人の心に届くように、より的確に伝えたい」。相談する方も、相談される方も、問題意識をしっかり持って、どうすることが一番よいかを一生懸命に考えているのです。こうして二人の「力量は高まって」いきます。打ち解け合った、前向きな職員同士の繋がりを本当に頼もしく思いました。これがみんな子どもに還ります。
合言葉、「みんなで力を合わせて、子どもの方をしっかり向いて、大事に大事に育てましょう」とはこういうことだと嬉しく思いました。
みんなで力を合わせて、園の力を高めていきます。ますますよい子に育てていきます。