園長 金子 智
園への入り口の電柱に、案内看板を付けました。「子ども園へはこのT字路を右折です。左折です」。園の場所がわかりやすくなりました。
電柱についた看板を眺めているうちに、看板は曲がり角を教えているだけじゃなくて、「ほら、その角、その角を曲がったところに私たちの園、聖心こども園があるんですよ」と自分の存在を誇らしく語っているように思えてきました。それはとても嬉しいことでした。
職員が嬉しくてならないと聞かせてくれます。 「園長先生、今まで『消防車』って一語文でお話ししていた子が、『消防車、来た』と二語文でお話しできるようになったんですよ。」
「スプーンを手で持って自分でご飯をすくって、食べることができるようになったんです。」
「自分の気持ちをお友達にはっきりと伝えることができるようになったんです。」
「園長先生、子どもたち礼拝のお話を本当にちゃんと聞けるようになりましたねぇ。」と。
看板が子ども園を誇っているように見えたのは、私にこのような思いがあるからです。どの子もできることを増やし、健やかさを増しています。そのように導くことができていることが誇らしい気持ちをもたらしてくれているのだと思います。
自画自賛をお許しください。
11月4日にバザーを行いました。保護者の皆様からは事前準備に、当日の運営に、力を尽くしていただきました。本当にありがとうございました。
バザー終了後の反省会で、お一人お一人感想を披露くださいました。
「バザーの仕事をして仲良くなれました。」
「仲良くなってお互いの距離が縮まりました。」
「今年の成果を来年につなげたいです。」
「仲間を信じて仕事を進めました。」・・・と。
その通りだと思いました。確かに互いの心を近づけたバザーだったと思います。
中条中の吹奏楽部のオープニング演奏
大迫力で素晴らしかったです。
10月30日、作品展振り替え休日に、お母さん方が即売会の準備をしておられました。
会場の礼拝堂の畳のところではお一人のお父さんが一緒に連れてきた子どもたちの相手をしておられました。そうやって「先生方の休日を尊重しましょう。バザー準備のために預かり保育をお願いすることは見送りましょう」と父母の会で決めたことを実現してくださっていました。「ありがたい」と思いました。頭が下がりました。
また今年は「バザー当日、預かり保育を行うお子さんの昼食はお家の方が用意してください」とお願いし協力もいただきました。
どのようにバザーを運営するのが本当なのかを考え、力を合わせてそれを形にしたバザーでした。確かに、「仲良くなり」、「距離が縮まり」、「仲間を信じた」よきバザーであったと思います。
本当にありがとうございました。
北風に落ち葉がカサカサ舞っています。