2017年12月4日月曜日

大事に大事に12.1 「収穫感謝祭のおはなし」「自分を丸ごと承認された出来事」

「収穫感謝祭のおはなし」
園長 金子 智

11月16日に、お家から持たせて下さった野菜 や果物を祭壇に飾り、収穫感謝祭を行いました。どの子も私の話を澄んだ目で聴いてくれました。



 「今から約400年前の9月、200人ほどの人がメイフラワー号という船に乗ってヨーロッパから
アメリカにやってきました。それはどうしても自分たちの礼拝をしたかったからです。エンジンもない、レーダーもない、正確な海の地図もないときのことです。命がけの船旅でした。この人たちはアメリカに着くとまず教会を建てました。
 すぐにやってきた冬はとても厳しいものでした。食べ物も、服も十分ではありません。春を待たずに半分の人が亡くなりました。やがて待ちに待った春がやってきました。
『さあ、畑を作ろう。作物を育てよう』そう思っても畑仕事をしたことがありませんでした。土の耕し方、種の蒔き方、水のやり方を、もともとそこに住んでいた人たちが親切に教えてくれました。だんだん育っていく野菜や果物を見ながら、きっと『神様が守っていてくださるのだ』そう思ったに違いありません。
 やがて秋になり、待ちに待った収穫の時を迎えました。どんなに嬉しかったでしょう。ありがたかったでしょう。そのことを神様に感謝しました。その時の様子を描いたのがこの絵です。『神様、ありがとうございます。』とお祈りしている声が聞こえてくるようです。」と。

 尚裏面に大人向けの「収穫感謝祭の起源」について載せました。参考にしてください。



「自分を丸ごと承認された出来事」

11月26日日曜日、胎内市民音楽祭が開催され
「かぜ」「ひかり」クラスの子どもたちがステージに立ちました。緞帳があがり大勢の観客の皆様を見た子どもたちの目が、一瞬大きく、まん丸くなりました。

 子どもたちはステージに大きく広がって合奏しました。ステージの端から端まで横一列に並んで合唱しました。
 ステージは音が観客に向かって前に出ていくように設計されていますから、メロディオンの音も、隣の友達の歌声も小さくしか聞こえません。自分を信じて演奏し、歌わなければなりません。友だちには頼れないのです。どの子もこれまでの練習を信じて懸命にそうしていました。自分の10の力を15にも20にもしてそうしていました。懸命に懸命に力を尽くす子どもたちの姿を美しいと思いました。見事でした。
 観客の皆様もそう思われたに違いありません。あんなに心のこもった、あんなに温かい拍手をいただいて、子どもたちは幸せだと思いました。子どもたちにとって、まさに自分を丸ごと承認された出来事でした。観客の皆様に感謝しました。








 この姿は自然発生的に生まれたものではありません。みんなで一生懸命練習に取り組んできた成果です。お家でも練習したと聞きました。子どもたち、大きな自信を得ました。ステージを終えた子どもたち、一回り大きく見えました。

 近くの山も雪化粧を始めました。冬の到来です。

2017年11月23日木曜日

大事に大事に11・15嬉しい手ごたえ」 

 園長 金子 智

11月26日の胎内市民音楽祭に向け「かぜ」「ひかり」クラスの子どもたちが練習を始めました。子どもたちは生き生きと練習を楽しんでいます。
 
 園への入り口の電柱に、案内看板を付けました。「子ども園へはこのT字路を右折です。左折です」。園の場所がわかりやすくなりました。
 電柱についた看板を眺めているうちに、看板は曲がり角を教えているだけじゃなくて、「ほら、その角、その角を曲がったところに私たちの園、聖心こども園があるんですよ」と自分の存在を誇らしく語っているように思えてきました。それはとても嬉しいことでした。

 職員が嬉しくてならないと聞かせてくれます。 「園長先生、今まで『消防車』って一語文でお話ししていた子が、『消防車、来た』と二語文でお話しできるようになったんですよ。」
「スプーンを手で持って自分でご飯をすくって、食べることができるようになったんです。」
「自分の気持ちをお友達にはっきりと伝えることができるようになったんです。」
「園長先生、子どもたち礼拝のお話を本当にちゃんと聞けるようになりましたねぇ。」と。

 看板が子ども園を誇っているように見えたのは、私にこのような思いがあるからです。どの子もできることを増やし、健やかさを増しています。そのように導くことができていることが誇らしい気持ちをもたらしてくれているのだと思います。
自画自賛をお許しください。



 11月4日にバザーを行いました。保護者の皆様からは事前準備に、当日の運営に、力を尽くしていただきました。本当にありがとうございました。
 バザー終了後の反省会で、お一人お一人感想を披露くださいました。
「バザーの仕事をして仲良くなれました。」
「仲良くなってお互いの距離が縮まりました。」
「今年の成果を来年につなげたいです。」
「仲間を信じて仕事を進めました。」・・・と。
 その通りだと思いました。確かに互いの心を近づけたバザーだったと思います。

中条中の吹奏楽部のオープニング演奏
大迫力で素晴らしかったです。





 10月30日、作品展振り替え休日に、お母さん方が即売会の準備をしておられました。
 会場の礼拝堂の畳のところではお一人のお父さんが一緒に連れてきた子どもたちの相手をしておられました。そうやって「先生方の休日を尊重しましょう。バザー準備のために預かり保育をお願いすることは見送りましょう」と父母の会で決めたことを実現してくださっていました。「ありがたい」と思いました。頭が下がりました。
 また今年は「バザー当日、預かり保育を行うお子さんの昼食はお家の方が用意してください」とお願いし協力もいただきました。
 どのようにバザーを運営するのが本当なのかを考え、力を合わせてそれを形にしたバザーでした。確かに、「仲良くなり」、「距離が縮まり」、「仲間を信じた」よきバザーであったと思います。

 本当にありがとうございました。

       北風に落ち葉がカサカサ舞っています。 
 

2017年11月8日水曜日

大事に大事に11・1「永遠の努力目標」

園長 金子 智

10月28日の作品展、大勢の皆様が作品に温かい眼差しを向けてくださいました。作品は子どもの分身です。本当にありがとうございました。

今年の作品展のテーマは「うた」です。



 私たちは保育教育の姿勢として「すべての子どもをありのままに受け入れ、心から愛する」と謳い、相手を「心から愛する」というのは永遠の努力目標であると自らに言い聞かせています。

 キリスト教では「自分を愛するように隣人を愛しなさい」と教えます。「あなたの敵を愛しなさい」と教えます。もう少し具体的に言えば「愛とは例えそれがあなたの敵であったとしても相手を深く知り、相手の喜びや悲しみが自分のそれとなるところまで相手と一つとなることです。相手にとって一杯の水が極めて重要であるときに、例えそれがあなたの敵であったとしても、どんな犠牲を払ってもそれを飲ませてあげようとする意志と行動が愛です。」ということです。愛は確かに感情ですが、でもそれだけではありません。愛は知でもあるし、意志でもあるし、行為でもあるということです。
 生身の人間には難きことです。イエス様のご命令は本当に厳しいです。

 お釈迦様は「天上天下唯我独尊」ゆえに、絶対の価値があると教えてくれました。永劫の過去から永劫の未来にかけて私という人間は、一回しか存在しない特殊である。その唯一性一回性ゆえに尊いのだと教えてくれました。
 キリスト教では神様は一人一人に固有に、自分のよさを分け与えてくださっているがゆえに尊いのだと教えています。
 「お互いはかけがえのない存在なのです」という教えは共通です。それを思うとき「心から愛する」というのは永遠の努力目標でなければならないのだと思います。

 至らぬことの多い私たちであることは自覚しています。それでも私たちはそれぞれの立場でどうすることがよいのかしっかりと考え、それをはっきりとさせ、方策をもって、丹念に力を尽くしているのは本当です。「すべての子どもをありのままに受け入れ、心から愛する」をなすべき努力目標として受け止め、そうであろうと力を尽くしているのは事実です。

  保育教育実習をした方から礼状が届きました。
「・・・。今回の実習では3歳児と4歳児のクラスに入らせていただきました。前回、5月の実習では、靴下も自分の力でははけず、片付けの時間になっても遊び続けている子たちがたくさんいました。しかし今回、得意な表情で靴下をはく姿や、保育教諭が声を掛けるとすぐに片づけを始める子、まだ遊び続けている友だちに『もうお片付けの時間だよ。』と声を掛けている姿を見ることができました。4か月間での大きな子どもの成長を感じることができました。・・・。」と。
 お手紙を私たちの保育教育の評価と受け止めました。ありがたく読みました。



  赤く色づいた柿の実が 青空に映えています。

2017年10月17日火曜日

大事に大事に10・15「肝に銘じて」「クリスマスページェント」は礼拝堂で

園長 金子 智

10月28日(土)に行う「作品展」に向けて、子どもたちと職員と準備を進めています。みなさんでお越しください。お待ちしています。


 先日、胎内市保育士研修会に参加しました。講師は新潟信愛病院の稲月まどか医師でした。医師の立場から、子どもの発達を語ってくれました。

 「スマホを操作しながらおっぱいをやっていると、赤ちゃんがお母さんを見た時に、お母さんが自分を見ていない体験をします。授乳が単なる栄養補給でしかありません。これでは情緒は育ちません。言葉かけが少なくなり、乳幼児の言葉の獲得も遅くなります。・・・。だからといってスマホは使用しないということは現実的ではありません。大事なことはスマホを使用することによりもたらされるマイナスを正しく理解し、対策をしっかりと持ち実行することだと思います。」
 医療現場で出会うたくさんの事例を示しての説得力ある主張でした。
 
 私は、コンピュータで文章を書くようになりめっきり漢字が書けなくなりました。読めるけれども書けなくなりました。辞書を引くにも時間がかかるようになりました。

 車のナビは便利です。迷うことなく目的地に着けます。しかし、地図を使う能力は下がりました。「あの山の方角に向かえばいいのだ」という直感も鈍感になりました。

 便利な道具は人間の能力を奪うことを肝に銘じて、「便利な道具のあふれる今日だからこそ、考えをしっかり持ち、方策をはっきりさせて、保育教育に当たらなければ」の意を強めた研修会でした。


10月5日五十公野公園に遠足に行きました!









         クリスマスページェントは礼拝堂で


 保護者の方からお手紙をいただきました。

「・・・。私が通った30年以上前の聖心幼稚園の玄関は礼拝堂でした。『おはよう』も『さようなら』も礼拝堂でした。特に礼拝堂で行われた『イエス様の誕生劇』の思いでは30年以上たった現在でも鮮明です。聖心幼稚園は我が母園だと帰属意識も変わりません。私の他にも卒園生の親御さんはたくさんいらっしゃいます。また、自分は卒園生ではないけれども子どもが卒園生という方も数多くいらっしゃいます。ついつい礼拝堂で行った劇や、礼拝堂で遊んだことが話題になります。
 園長先生、何とかして聖心こども園の行事であるクリスマス会でのイエス様の誕生劇を礼拝堂で開催していただけないでしょうか。礼拝堂での開催を熱望いたします。」と。

 クリスマスページェントはイエス様の誕生劇を演じそれを観るというスタイルの礼拝です。イエス様の誕生を記念する特別な礼拝です。私も礼拝堂でさせてやりたいと思っています。礼拝堂の十字架の下で演じさせてやりたいと思っています。

 そうなれば練習も礼拝堂で行う必要があります。 
園舎と礼拝堂を渡り廊下でつなげ、自由に行き来できるようにしようと、その準備を進めています。

 今年のクリスマスページェントは礼拝堂で、みんなで一緒に集い行いたいと願っています。心豊かに祝したいと願っています。



 金木犀の清しい香りがただよっています。









2017年10月4日水曜日

大事に大事に10/1「頼りにされ」「認められ」て子どもは育つ 」

園長 金子 智

一年のちょうど半分が終わりました。この半年でどの子も本当に成長しました。私たち職員一同、ますます力を尽くします。


9月14日、「おじいちゃん、おばあちゃんとふれあう会」を行いました。大勢の方がお越しくださり、本当にありがとうございました。



 子どもたちも、おじいちゃんおばあちゃんも、みんな笑顔でした。園に笑顔があふれていました。
「○〇の母方のババちゃんで~す。」
「同じく父方のバ~バで~す。」
「○○の、ひ~、バ~バで~す。」
 その都度その都度拍手する子どもたちの嬉しそうな顔ったらありませんでした。

 おじいちゃん、おばあちゃんと子どもたちの近さを感じました。子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃんとお友達のようにしていましたし、おじいちゃん、おばあちゃんは子どもたちに呼吸を合わせていました。おじいちゃん、おばあちゃんと過ごす子どもたちはいつもよりしっとり落ち着いていました。



「お友達と仲良くするんだよ。」
「先生の言うことをよく聞くんだよ。」
「ありがとうって言うんだよ。」
子どもたちに物事を説いて聞かせる適任者です。
 孫あやしの上手なこと上手なこと。ちっとも力みがなくて、子どもたちにぴったり合っていて、どの子もご機嫌でした。
 つくづくおじいちゃん、おばあちゃんの存在の大きさを思いました。


 運動会を間近にひかえた日のことです。
 「ひかり」クラスの子どもたちが「かぜ」クラスの運動会種目の手伝いをしていました。網くぐりの網を張り、マットの位置を整えていました。お手伝いが嬉しくてならないのです。きびきび、生き生きしていました。先生の、
「ひかりさん、本当にありがとう。助かったよ。」
に、年長さんとして「お兄さんお姉さん意識」を
高め満足げに微笑む子どもたちでした。


 運動会の練習が終わり後片付けが始まると、「ひかり」クラスの子どもたちは、自分のやれることを探していました。グリーンのマットを見つけた子が、「よし、このマットはぼくが運ぶぞ」と言わんばかりに勇んでマットに駆け寄り、マットを引っ張って、階段下のマット置き場に向かいました。
 マット置き場には、前に運ばれたブルーのマットが無造作に入っています。先ずそれを引き出して、二つ折りに畳み直して収め、それから自分が運んできたマットをその上に重ねました。その動作に感心して見とれました。

 「かぜ」クラスの運動会種目練習のお手伝いが、この姿をもたらしたのだと思います。お手伝いを頼まれることは「頼りにされる」ことです。「認められる」ことです。お手伝いをして自尊心を高めたのだと思います。
 あと半年で小学1年生、そんな自覚も芽生え「ひかり」クラスさんは、また一つ大人になりました。

清澄な秋風に ススキがゆれています。

2017年9月28日木曜日

チアリーディング教室(指導:アルビレックスチアリーダーズ)

8月29日(火)昨年2月に引き続き、アルビレックスチアリーダーズのご指導の下、チアリーデシング教室を行いました。



アルビレックスチアリーダーズの合言葉「勇気!元気!笑顔!」





体が柔らかくなければいけません。いろんなストレッチも教えていただきました。




バランスも大切です


一緒に見に来ていた、ひよこさんことりさんも興味津々
先生と一緒にバランスや、ダンスをしました。








最後に、ちびまるこちゃんの「おどるポンポコリン」に合わせた
チアダンスを教えていただきました。



子どもたちはすぐにコツをつかみ、のりのりで踊りました。


 9月30日の運動会では、お家の方の前で披露します!




「大事に大事に」9/15号

大好きになって 真似る子どもたち 園長 金子智

930日(土)の運動会に向けての練習が始まりました。子どもたち、とっても張り切っています。どうぞ応援に来てください。
 
 95日は祭り日和でした。みんなで町へ出かけお祭りを楽しんできました。


















 



園に戻った子どもたちは早速マットと積み木で山車をつくりました。マットの持ち手に綱を結んで、マットの上に積み木で屋台をつくって、そこに団扇をもった踊り子の女の子が2人並んで腰かけて、笛の音頭に合わせて「わっしょい、ピッピ、わっしょい、ピッピ」声を合わせて綱をひいてホールの中を歩きました。山車がとまると、交通誘導係の子どもが周囲の安全を確認します。大丈夫の合図に踊り子が踊り始めます。隅から隅まで本当によく見てきたものだと感心しました。







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 お祭りも終わりました。道路についた山車の轍の跡を見ると子どもが真似た「山車遊び」のことを思い出します。子どもたちは心動かされたもの、「いいなぁ」と思ったものになりたくて、真似るのだとつくづく思います。

 今、お家の皆さんと私たち職員と大事に大事に子どもたちを育んでいます。子どもたちは大事にされていることを肌で感じていますから、私たち大人を大好きです。大好きだから子どもたちはお家の人のようになりたいのです。担任のようになりたいのです。なりたくて真似るから似てくるのです。ますます大好きになって真似てもらえるに値する私たちになれるよう、心がけましょう。
 子どもと先生の「ごっこ遊び」です。二人は並んで座っています。
「これから お家に行きたいんだけど、運転してくれる人がいないの。こまったなぁ。」
「いるよ。いるよ。」
「わぁ、ここにいたぁ。じゃあ 連れてって。
わ~、右に曲がった。わぁ、左に曲がった。」
到着すると子どもは自分の安全ベルトを外しました。するとすかさず、先生、
「あれ~、私のベルト 外れない、どうしよう。」
「はい、ベルト、カチャ。」
先生のベルトを外してあげました。
「外してくれて、ありがとう。」
 一緒に「物語の世界」を楽しんでいました。

 ホールでは子どもたちと先生と「氷り鬼」に興じていました。子どもたちはいつも全力です。先生も負けてはいません。「きゃ~っ」結構本気になって逃げます。つかまると気を付けの姿をして、氷の柱になって、「助けて~っ。」と叫びます。

 ほどなくして、遊びはかくれんぼに変わりました。子どもたちはあちこち覗き込むようにして探しますが隠れた先生を見つけることができません。
「せんせ~、ヒントちょうだ~い。」
にも無反応です。先生本気になって隠れています。

 子どもたちと先生と、年の離れた仲良しさんです。大好きになってもらえるのも道理です。

         秋の夜長 虫のすだく音が賑やかです。